長編(ブック)

□第六話
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今にも動き出しそうな二人に

ナミと一緒に二人の背後に回り。

ナミはゾロを私はルフィに拳骨をお見舞いする。


ナミ「やめろっ!!!」

『おとなしくなさいっ!!!』


ゾロ「ハぶっ!!!」

ルフィ「!!!」


ナミ「あんたらねェ…
  一体 何やってんのよ!!
  まァ…一応あの娘を守れたから結果良かったものの」


『大丈夫? ミス・ウェンズデー』

ウェン「え…えぇ」


ナミ「危うく10憶ベリーを逃すとこだったのよ!? 
  わかってんの!?」


ナミは容赦なくゾロとルフィの胸倉をつかむ。

二人はまだケンカしようとしていた。


『ナミ ルフィをこっちへ』

ナミ「えぇ」

『ルフィ…落ち着きなさい!』

ルフィ「ガルルルッ」

『もう…』


ルフィを背負いながらなだめる。


ウェン「…あなた達…なんの話を
  どうして私を助けてくれたの!?」

ナミ「そうね……その話をしなきゃ…
  ちょっとね…契約をしない?」

ウェン「契約?」

『ナミ 今にもルフィがっ 
 そっちに行きそうなのだけれど…
 止めるのに必死っ!』

ナミ「もう一発殴っとく?」

『それしか手がないなら協力するわ』


暴れだそうとする二人に

もう一発拳骨を食らわせおとなしくさせて

一度落ち着いて話をしようと

言うことになりルフィをおぶりながら道を歩く。


ルフィ「ん? あれ?」

『起きたの?』

ルフィ「アリア か?
  あれっ! おれおぶられてる!」

『気絶してたからね
 これが一番運びやすかったの』

ルフィ「おれそんなに子供じゃねェぞ…」

『起きたなら下りればいいでしょ?』

ルフィ「ん〜…まだいいやっ! にししし」

『? ってもう着くんだけどね』

ルフィ「なにぃ!?」

『はい 降りてくださーい』

ルフィ「ちぇ…せっかく懐かしんでたのによォ…」

『またいつかね』


ルフィを下ろして

ここで起きたことなどを話した。

それを聞いたら大きな声で笑い―…。


ルフィ「な―――んだ
  早く言えよ〜っ!! おれはてっきり 
  あのもてなし料理に好物がなかったから怒って
  あいつらを斬ったのかと思ったよ〜っ!!」

ゾロ「てめェと一緒にすんな!!!」

ルフィ「あっはっはっはっはっはっは!!
  まー気にすんなよ」

『ルフィ…気にすんなじゃ済まないでしょ
 ゾロに謝りなさいよ?』

ルフィ「スマン!」

ゾロ「お前…謝る気がないなら 謝るなっ!!」
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