長編(ブック)

□第六話
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『ゾロ…かわいそうに……ってあれ?
 ルフィがいない…』


まぁお手洗いかと思って軽く考えていた。


イガラ「面目ない……!!」

ナミ「……!」

イガラ「私に もっと力があれば
   王女をお守りできたのに…!!」

ナミ「大丈夫よ 
  あいつはバカみたいに強いから
  ね! アリア 」

『ええ』

イガラ「…王女にもしものことがあったら
   …王国は もう終わりだ 
   あの方は生きねばならん……!!」

ナミ「………?」

『バロックワークスがアラバスタに何か関係があるの?』

イガラ「ああ……」

ナミ「ねぇ…バロックワークスって何なの?」

イガラ「”秘密犯罪会社”です
   社員の誰も社長の顔も名前も知らない   
   おもな仕事は諜報・暗殺・盗み・賞金稼ぎ 
   全て社長の指令で動きます」

ナミ「………そんな正体もわかんない様なボスの言うこと
  どうして みんな聞くのよ」

イガラ「バロックワークスの最終目的は
   ”理想国家”の建国
   今 この会社で手柄をたてた者には
   後に社長が造りあげる
   ”理想国家”での要人の地位が
   約束されるのです」

『………』

ナミ「なるほど」

イガラ「社長のコードネームは”Mr.0”…
   つまり 与えられたコードネームの数値が0に近い程
   後に与えられる地位も高く……
   何より強い……!!
   特に”Mr.5”から上の者たちの
   強さは…異常だ」

『しかも…バロックワークスには
 能力者が多数いると…
 間違いない?』

イガラ「ああ…」

『それじゃ…ゾロが心配ね……
 ルフィもいないし』

ナミ「ルフィはどこへ?」

『多分……』


ナミと一緒に騒いでるほうへと急ぐ。

遠くからルフィとゾロの声がする。


『あれは敵と戦ってる様子じゃないわね…』

ナミ「何してんのよっ…もう!!」

『あの子…町の人がいい人だと思ってる可能性があるわ』

ナミ「んなバカな!!」

『疑うことをあんまりしないから』

ナミ「……確かに……」

『ナミ! 二人がいたわ!』

ナミ「この非常事態に…あいつら!!!」
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