長編(ブック)

□第六話
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「さっき そこで……
 Mr.8に会ったわよ? 
 ミス・ウェンズデー…」

ウェン「まさか……あなたがイガラムを……!!!」

ルフィ「どうでもいいけど
  何でお前はおれ達の船にのってんだ!!」

ウェン「何で あんたがこんなところにいるの!? 
  ミス・オールサンデー!!!」


『オールサンデー…?』


この女の顔を見たことがあるような気がしていた。

何処で見たのか思い出せればすぐなのだがこの時思い出せずにいた。


ナミ「今度は何!? 
  ”Mr.何番”のパートナーなの!?」

ウェン「Mr.0のパートナーよ…!!
  実際に社長の正体を知っていたのはこの女だけ
  だから私達はこいつを尾行することで…
  社長の正体を知った…!!」


「正確に言えば…私が尾行させてあげたの…」


ルフィ「何だいい奴じゃん」

『ルフィは口出さない!』


ウェン「そんなこと知ってたわよ!! 
  そして私達が正体を知ったことを社長に告げたのもあんたでしょ!!」


ルフィ「何だ悪ィ奴だな!!」

『しー!!』


ウェン「あんたの目的は一体何なの!!?」


「さァね…あなた達が真剣だったから…
 つい協力しちゃったのよ…
 本気でB・Wを敵に回して国を救おうとしてる王女様が
 あまりにもバカバカしくてね……!!」


女はウェンズデーに笑いかける。

その瞬間今まで気絶していた二人が

武器を構えて女の両横につく。


ウソ「おい お前…意味わかってやってんのか……!?」

サンジ「いや…何となく愛しのミス・ウェンズデーの身に危険かと…!」


「…………そういう物騒なもの
 私に向けないでくれる?」


というとサンジとウソップは手すりを超えて落ちてくる。

女は一歩も手や足を動かしていない。


ゾロ「何だ!!!」

ナミ「!」

ウェン「……悪魔の……!」

ルフィ「おおおっ!!」

『すごい…』

ゾロ「悪魔の実か!!?
  何の能力だ……!!?」

サンジ「うおっ よく見りゃキレーなお姉さんじゃねェか!!」


「フフフッ…そうアセらないでよ
 私は別に何の指令も受けてないわ
 あなた達と戦う理由はない」


ルフィ「!?」


急にルフィの麦わら帽子が

浮いたかと思うと女の手元に飛んでいった。
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