長編(ブック)

□第六話
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ナミ「ちょっと何なの!!? 
  今の鳥とラッコ!!!
  あんたが私達に秘密をしゃべったってこと
  報告に行ったんじゃないの!? 
  どうなの!!?」

ウェン「ごめんなさい ごめんなさい」

『ナミ! 落ち着いてー!!』

ルフィ「七ブカイだってよ おい!!」

ゾロ「悪くねェな」


ナミは涙目でウェンズデーの

胸倉をつかみ前後に揺さぶっていた。


ウェン「ほ…ほんとうにごめんなさいっ!! 
  つい口が滑っちゃって」

ナミ「”つい”で済む問題か!! 
  その一言で何で私達まで道連れにされなきゃなんないの!!!
  ”偉大なる航路”に入ったとたん
  七武海に命を狙われるなんてあんまりよ!!」

ルフィ「さっそく会えるとは運がいいぜ
  どんな奴だろうなー」

ナミ「黙れ そこ!!」


ナミは颯爽とどこかへ行こうとする。


ナミ「短い間でしたけどお世話になりました」

ルフィ「おい どこ行くんだナミ…」

ナミ「顔はまだバレてないもん!! 逃げる」

『ナミ 前…』

ナミ「え?」


ナミの行く手にラッコが何かを書いていた。

それを見せてきたのは私達の似顔絵だった。


ナミ「わっ うま――い」


と笑って拍手してからこちらを振り向き―


ナミ「これで逃げ場もないってわけね!!!」

ウェン「ご…ごめんなさい…」

ルフィ「おもしろいなー あいつ」

ゾロ「そもそもどこへ逃げる気だったんだよ
  とりあえずこれで おれ達4人 
  B・Wの抹殺リストに追加されちまったわけだ…」

ルフィ「なんかぞくぞくするなー!!
  な アリア !」

『楽しそうねェ…ナミが可哀そうになってきたわ』

ナミ「…………!!」

ウェン「わ…私の貯金 50万ベリーくらいなら」


ウキウキしている二人とそれに苦笑いをする私。

落ち込むナミを慰めるウェンズデー。

そんな私たちの前に―


イガラ「ご安心なされいっ!!! 
   ダイ……ゴホッ!!
   マ〜ママ〜♪ 大丈夫!!!
   私に策がある!!」


現れたイガラムの格好はウェンズデーそのままの格好だった。

その手には4つの人形。
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