ワンピースパーティ(ブック)

□第十五話
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“夏休みの計画”

とある日の放課後。
ラーメン屋にルフィとエース
サボとアリアの姿があった。

ラーメンを勢いよく啜る三人。
前髪は揃って結んでおりおでこがきれいに見えている。
アリアはそんな三人とは違ってゆっくり食べている。

ルフィ「ぶへ———!!
 学校帰りに食うラーメンは
 何でこんなに美味ェーんだ!?」
サボ「たしかに!!」
『もうちょっと落ち着いて食べたら?
 それにしてもサボはすごいわね
 大学進学なんて』
サボ「ん? アリアだって大学進学だろ?」
『でも東(イースト)大より偏差値下だもん』
エース「何!? サボ!!
 お前大学に進学するのか!?
 しかも!! あの1番頭の良い東大に!?」
サボ「ああ」
エース「アリアも!?」
『ええ 医学系の学校』
サボ「おれはドラゴンさんが
 受験テクニックを教えてくれるって!!」
『へェ〜 なんだかすごそう……』
エース「う……おれ卒業したらどうしよう……」
ルフィ「エース!!
 「留年」っていうシステムがあるらしいぞ!!」
エース「本当か!?」
サボ「ダメだ!! ちゃんと卒業しろ!!」
『はァ……覚悟はしてるけど
 マキノさん バイト増やしてくれるかな〜』
サボ「アリアも遠い目をしないでくれ!!」

そんな話をしながら
ラーメンを食べ終わって…

ルフィ「ごちそうさまでした!!」
エース「よし逃げるぞ…」
ルフィ「宝払い…」
サボ「待て!!
 マキノにちゃんと金を払うように言われてる!」
エース「何!?」
『ちゃんとその分はもらってるから!』

しっかりお金を払って店を出る。

「「「ごちそーさん!!」」」
『ごちそうさまでした』
ワンゼ「あっした———ッ!!」

街中を並んであるく四人。

ルフィ「もうすぐ夏休みだな!!」
エース「4人でキャンプしようぜ!!
 海行ったり山行ったり!!」
ルフィ「オ———ッ!!
 それすげえいいなー!!」
『フフッ 楽しそう!』
ルフィ「カブトムシ捕まえたり 肝試ししたり!!」
サボ「浴衣着て夏祭り行ったり
 花火したりバーベキューしたり!!」
ルフィ「夏休みはやる事がたくさんあるな!!」
『ほんと やりきれるかな?』
エース「時間がいくらあっても足りねェ!!」
サボ「夏休みの宿題もちゃんとやらなきゃな」
『最初のうちに終わらせましょうね?』
「「う……」」

暑い中、セミの声を聴きながら
夏休みの計画を練っていく。
そこでルフィは何かを思いついたようだ。

ルフィ「あ!! 良い事思いついた!!」
「「『ん?』」」
ルフィ「こうなったらよ!!
 8月までじゃなくて12月まで夏休みにしようぜ!!!」
「「『12月はもう冬だからッ!!!』」」

おしまい
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