ワンピースパーティ(ブック)

□第九話
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おまけ——

センゴク「……ロシナンテの思い出を共有できる唯一の人物が
 “海賊”とはな……
 どうしても奴の為に何かしたいのなら 
 三人共 あいつを忘れずにいよう……
 ——それでいい……」
ロー「………!!
 フン!! おれは海軍の人間と馴れ合う気はねぇ!!」
『ロー!!』
センゴク「——そうだ お前にこれをやろう」

センゴクは懐から何かを取り出す。

センゴク「海軍時代のロシナンテの写真だ」
『「!!!」』

二人はバッとセンゴクの方へと振り返り
近寄っていく。

センゴク「!!」

その写真を手に取ったロー。
それを覗き込むアリア。

『懐かしー』

ローは静かに嬉しそうにしており
アリアもそれを見て笑っていた。

センゴク「ロシナンテの昔の写真を見るのは初めてか?」
ロー「!! うるせえ!!
 話し掛けるな!!
 海軍と馴れ合う気はねえ!!」
センゴク「………」
『あ! ロー!!
 感謝くらい言いなさい!』

再びどこかへと向かうローとアリアに

センゴク「―そうだ 形見分けだ…
 これもやろう
 ロシナンテが海軍時代にかぶっていた帽子だ」

それにもまた近寄ってきたロー。
アリアは帽子をいつも見て来た物だったため
嬉しそうに見るローを笑って見ていた。

だがこんなにも簡単につられてしまうローに
センゴクはローを捕まえるのは
案外簡単なのではないかと心配になっていた。

センゴク「………」


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