長編4(ブック)

□第三百二十一話
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「おこぼれ町」——

食事を終えたルフィは
お玉に話しかける。

ルフィ「たま……!!
 こんくらいで喜ぶな」
玉「!」
ルフィ「当たり前にしてやるから!!」
玉「アニキ………」
ルフィ「おれ達がこの国出る頃には!
 お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる!!」
玉「!!」

お玉はその台詞を聞いた事があった。
エースにも同じ事を言われたから……。

玉「………………!!」

これにはお玉も目に涙を浮かべる。

ルフィ「………ん? いやか」
玉「え……え!!
 いえもちろん 嬉しいでやんす!!
 ちょっと……びっくりして」

お玉は泣き顔を隠す様に
ルフィに背を向ける。

ゾロ「まったく無茶しやがって……
 さァ 本格的に追手がかかるぞ
 覚悟しろ」
ロー「お前が言うな!!
 ——とにかく移動する!!
 「おでん城跡地」——あの山頂だ
 「ワノ国」の……亡霊たちに会いにな……」
ルフィ「亡霊?」
ロー「驚く筈だ」
ゾロ「ああ おれもビビった」
ルフィ「!?」
ロー「お前は——信じられねェ「事実」を
 知る事になる」

その城跡には
「光月おでん之墓」の他に
「光月モモの助」「錦えもん」「雷ぞう」など
ルフィ達の知る者達の墓が存在していた。


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