長編4(ﾌﾞｯｸ)
□第三百一話
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カカオ島——
「ショコラタウン」
「プリン様っ！！」
「あ！ 「ふんわり大臣」シ…シフォン様っ！！」
プリンたちは町へと降りた。
ﾌﾟﾘﾝ「大丈夫よ シフォン姉さんは
謀反の主犯じゃない！ 悪いのは夫
“ギャング”ベッジよ！！！」
ｼﾌｫﾝ「……………」
一応念の為 プリンはシフォンの手に手錠をかけて
今置かれている状況を共有した。
「いやあプリン様 今日の日の事件……！！
全て耳に入っております
幸せな結婚式がまさか……
“麦わらのルフィ”の乱入と“ベッジ”の裏切りにより
崩壊しようとは！！」
ﾌﾟﾘﾝ「ええ……起きた事は仕方ないわ！」
「ママのお怒りもいか程の事か！！」
ﾌﾟﾘﾝ「そうよ 怒りと空腹でこの国を潰しかねない状態
準備はできてる！？」
「一時間程前にホールケーキアイランドより
コック達が31名派遣されております」
「新婦であるプリン様こそ
今回の一番の被害者だというのに……！！」
ﾌﾟﾘﾝ「任せて♡
女王(ﾏﾏ)にこの国を壊させたりしない！！」
「「「プリンさま〜〜〜〜〜〜！！！」」」
急ぎ建物へと向かう。
「お待ちしておりました！！
プリン様っ！！ 既に下拵えに入っております！！」
ショコラタウン
「お菓子工場」
ここにWCI31が待っていた。
ホールケーキアイランド31人の料理長の事を「WCI31」。
ﾌﾟﾘﾝ「町のみんなにお願いがあるの！！」
「「「！？」」」
プリンは工場内に入る前に注意ごとを
町の人たちに伝える。
ﾌﾟﾘﾝ「これは国の存亡を左右する命懸けのケーキ作り
とても集中力がいるわ！！
だから制作中 絶対に工場内を覗かない事
——そしてどんな人物が来たとしても
中を覗かせない事！！」
「はいっ！ わかりましたプリン様！！」
「頑張ってくださいっ！！」
プリンは次なる手を打つ。
料理長たちを別室へ呼び始めた。
ﾌﾟﾘﾝ「料理長さん達！
一人ずつ中へ！！」
「「「？」」」