長編4(ﾌﾞｯｸ)
□第二百九十九話
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ﾙﾌｨ「すげー威力だな！！」
ﾅﾐ「こんな雷 “天候棒”じゃ生み出せない……！！」
ﾍﾟﾄﾞﾛ「この威力なら……あり得ないか！？」
『ビッグ・マムはあそこね……
あの大きな穴の所……！！』
戎兵達は倒れているが——
途端 ズシンと大きな音が聞こえ始める。
ｼﾞﾝﾍﾞｴ「ママの足音！？
ムリか やはり」
ﾋﾞｯｸﾞ「ウェ〜〜〜〜〜〜……
ディング〜〜〜！！ ケ〜〜〜キ！！！」
ﾙﾌｨ「登ってくるぞ！！」
だが昇って来る様子がない。
ﾙﾌｨ「！？ ん？
穴が深くて登れねェのか！？」
ｼﾞﾝﾍﾞｴ「いや……行進中じゃ……
「食いわずらい」のビッグ・マムに
行き止まりなどない！！！」
ﾋﾞｯｸﾞ「ウェ〜〜〜…ディ〜〜〜ング
ケ〜〜〜キ！！！」
ﾙﾌｨ「い！？」
『まだか……』
ﾋﾞｯｸﾞ「ウェ〜〜〜……
ディング………」
ﾅﾐ「ウソ……地面が避ける！！」
するとビッグ・マムが地面を割りながら進み始めた。
ﾋﾞｯｸﾞ「ケ〜〜〜キを
持っってごォォオ〜〜〜い！！！」
「「うわああああ〜〜〜〜〜〜！！！」」
ｼﾞﾝﾍﾞｴ「走れ〜〜〜！！！」
ﾋﾞｯｸﾞ「持ってんだろォ！？ お前ら……
麦わらァ〜〜〜〜〜〜っ！！！」
ﾙﾌｨ「わ！！」
耳を塞ぎたくなるような
大声で叫ぶビッグ・マム。
するとそんなルフィ達の元へ——
ﾌﾟﾘﾝ「“麦わらの一味”！！」
ﾙﾌｨ「！？」
ﾅﾐ「え！？ プリン！！ シフォン！！？」
『どうして二人がここへ？』
ﾙﾌｨ「ああ！！ プリン！！
何だお前 おれ達をダマしやがって！！」
ﾍﾟﾄﾞﾛ「みろ 最初にこいつを縛りつけておくべきだった……！！」
ﾙﾌｨ「やんのか！？」
ﾌﾟﾘﾝ「や！！ やらないわよ！！
話を聞きなさいっ！！」
するとサンジが——
ｻﾝｼﾞ「プリンちゃん♡
無事だったのか！！
よかったかわいい君が傷ついてなくて！！」
ﾌﾟﾘﾝ「！！！」
ｼﾌｫﾝ「プリンしっかり！！」
プリンはサンジの顔を見るなり
顔を赤らめ
そして言葉に泡を吹いた。
後ろからは穴から這い出たビッグ・マム。
『穴から出て来たわよ！！』
ﾌﾟﾘﾝ「ママ……！！」
ｼﾌｫﾝ「時間がない！！
プリン 単刀直入に！！」
ﾌﾟﾘﾝ「うん！！………！！」
するとプリンは顔が変わり