長編4(ブック)

□第二百九十八話
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それを船から見ていた者がいた。

「……これは」
ペロスペロ「ママがゼウスを使ってトドメを刺したようだな
 ママがここへ来るぞ」
カタクリ「…………」

ブルック「だ……大丈夫ですよね……」
チョッパ「………ルフィ達………!!」

ペロスペロ「仲間達は死んだ様だな
 それでお前らは……どうする?
 命懸けでもし船を取り返せても
 もう誰も帰って来ない」

サニー号へ先についていたチョッパー達。
そんな二人を待っていたのは
カタクリたちだった。
そして戎兵達に矢を向けられる。

ペロスペロ「その潜水艇で逃げるなら
 お前達二人くらい見逃しても構わない」

「「!」」

だがこんな話に乗る二人ではない——
顔を見合わせて頷く——
そして

ブルック「いえ 結構です」
チョッパ「出てけ お前ら!!
 おれ達のサニー号だ!!!」

そして誘惑の森の上空を通るのは——

プリン「ゼウスが暴れてる!!」
シフォン「無事かしら!?」
プリン「ごめんね 姉さん
 無理言って……!!」
シフォン「いいのよ! 久しぶりに
 一緒にケーキ作れるなんて!! それに……」

それは少し前——

―シフォン「ベッジ!!
 言ったでしょ!? あいつらは
 ローラの命の恩人なの!!」
―ベッジ「しかし シフォン
 危険だ 心配だぜ!!」
―シフォン「「ローラを助けてくれてありがとう」
 口で言うのは簡単さ!!
 恩人の危機にこそ!!
 言葉の真偽が問われるってモンじゃろがい!!」
―ベッジ「…………!! そうだが……!!」
―シフォン「仁義通すってのァ!!!
 こういう事だろ? ダーリン♡
 私に何かあった時は……
 ベッツの事……頼んだよ!!」

こうして二人はベッジの下を離れた。

プリン「姉さんいたわ!!」
シフォン「聞いてた?」
プリン「サ…サ…サンジさんが…♡♡
 サンジの奴がいた!!」
シフォン「そっち!!?」

プリンはドキドキしながら
思ってる事と逆のことを言ってしまっていた。


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