長編3(ブック)

□第二百九十六話
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ジャッジだった。

ジャッジ「——もはや我々の夢は潰えた……!!
 わずか66日の夢の跡に残された
 故郷(クニ)の土も踏めぬ亡霊達に合わせる顔もない!!!
 貴様などに我が王国の300年の無念の魂を預けた……
 己が憎い!!!」

ジャッジの武器だった槍は
ビッグ・マムの口で粉々になった。

ビッグ「………ジャッジ〜〜〜……
 安心して死になよ
 お前達の科学力を使って
 おれが世界を平和にしてやるからよォ!!!」

ビッグ・マムは
ゼウスを掴んでいた。

ジャッジ「…………!!」

それをジャッジへと振り下ろす。

ビッグ「“雷霆(ライテイ)”!!!!」
ジャッジ「!!?」

レイジュ「お父様!!」

ヨンジ「父上」
シーザー「おい待て 護衛!!」

ニジ、ヨンジはジャッジへと向かおうとする。

シーザーは一人でベッジを抱え
空を飛ぶことになった。

シーザー「お前らおれ達を見捨てる気……!!?」

そこに立っていたのは——
カタクリだった。

「「!!!」」
カタクリ「惜しかったな もう一歩だった……」

イチジ「“火花(スパーキング)フィガー”!!」

カタクリの腹部を狙ったイチジ。

イチジ「早く行け!!」
シーザー「うおおおお〜〜〜!!!」

ヴィト「やった!! いける!!」
「「がんばれ シーザー
 ゴミだけどー!!」」

だがここで——

シーザー「ギャア——!!」

何かにぶつかる。

シーザー「え?」

真向いにはシーザー。

シーザー「おいそこをどけ!!
 誰だ貴様!!」
シーザー「おれか!? イヤおれなわけがない!!」

そこにいたのは——

ブリュレ「アタシだよ シーザークラウン
 お前達への恨みは山の様に積もってる」
シーザー「………!! ブリュレ!!!」
ベッジ「——マズイぞ シーザー」
シーザー「………」

そこは——
カタクリに捕まるイチジ
ダイフクやスムージーに捕まったルフィ達
ジャッジは倒れ
ヨンジとニジはビッグ・マムが掴んでいた。

シーザー「全員……やられた………!!」
ベッジ「………ここまでだ……」

中では——

ペドロ「外へ出て戦おう!!」
ジンベエ「ああ わしも行く!!
 このままでは皆確実に殺される!!」

ビッグ「処刑を始めようか」

とその時——

落ちた玉手箱が
地面に叩きつけられ
大爆発を引き起こす。

そして会場がある建物は大きく傾き始めた。

ビッグ「え? え??」


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