長編3(ブック)

□第二百二十話
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コロシアム内「地下医療待合室」

サイ「「次の方」だァ!?
 さっき運ばれてったウチのジジイはまだ出て来ねェやい!!」
「ああ……チンジャオ選手……」
サイ「死んだのか!? オォ!?」

ケリー「……ウルセェぞ!! 拳法野郎!!」
イデオ「騒々しい……」

サイ「殺しても死なねェ様なジジイだが……もう齢が齢だ!!」
「まだ出て来ないのではなく
 出口は奥にあるので戻っては来ません」
サイ「あ 何だ そうなのか……!!
 そらすまねぇ カッカッカ!!」
「では中へどうぞ」
サイ「勘違いして悪かった……いやあ
 すまねェどうも……本当
 申し訳ねェ……勘弁してくれやい!! ウゥ……」
ブー「気にするな感情が盛り上がるタイプなんだ」

サイは部屋へと入ると
真ん中にあるベッドに寝かされる。

「花ノ国 サイ選手ですね」
サイ「ああ」
「では検査します」

すると検査担当はレバーを引く。

サイはそのまま開いたベッドから落ちて行く。

サイ「え?? おい!! 何だ」

どこかへと落ちて行くサイ。

それは閉まり次の人を呼ばれる。
サイが落ちたのは

サイ「イテテ……!?
 …何だこりゃ…オモチャの山……?」
ハイル「オモチャと……戦士のな……」
サイ「!? え…!? ハイルディン! あ!!
 お前ら!! おい 何だコリャア!!」
ハイル「今大会 これまでの敗者達は……全員 ここに落とされた様だ」
サイ「何だと!!?
 どういう事やい……!! 帰り道はどっちやい!!」
ダガマ「あるか そんなモン
 ドフラミンゴのヤローにハメられたんだよ!!
 これは戦争ですぞ!! エリザベロー様!!」
エリザ「「キング・パンチ」も効かん壁とは……」
ブルー「ここは地下だぜ? “壁”は“地面”だ
 おれ達をどうする気なのか……!!」
ハック「……ここで治療が始まるとも思えんしな……!!」
チン「次第によってはドフラミンゴ……
 孫子の代まで許さぬぞ!!!」

敗北者たちの落ちたそこは
一体何なのか……。


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