長編2(ブック)

□第百二十一話
8ページ/8ページ

ルフィが戦っている中
ボン・クレーは重大な決断をしていた。

勝ち目のない戦いに涙を流しながら
走って行く。

そして

3「マゼランが麦わらと戦っている今しか好機(チャンス)はないんだガネ!!」
バギー「正気じゃねェだろ ハデバカ野郎!! あの敵の数みろ!!」
3「数じゃない よく考えろ 奴らは麦わらが下層に進む事を最も警戒し
 獄卒獣達をLEVEL5への通路に配置している ここは一番手薄なのだガネ!!
 この機を逃せば包囲網はどんどん固くなる!!
 これが最善の道だ!! 麦わらはやがて敗ける!!
 その前にLEVEL3へ登るのだ!!」
バギー「…………ぬう…………!!
  確かにそうかもしれねェな……副署長のハンニャバルが“能力者”だと
  聞いた事もねェ………他をマギー玉で吹き飛ばせば……
  あいつ一人くらい……何とかなるかも知れねェ!!!」
3「そうだガネ 覚悟を決めろ 私はもう こんな厚いフロア ごめんだガネ」

二人は覚悟を決めて下へ降りる。

その頃ルフィはマゼランの前で膝をついていた。

マゼラン「………まだ 大人しく捕まる気にはならんか……?」
ルフィ「……………」

ルフィはゆっくり立ち上がり
“ギア2”を発動させる。

ルフィ「エースを助け出してここを……おれは出るんだ!!
  会えもしねェで死んでたまるか……
  エースを死刑になんてさせてたまるか!!!
  毒だからって触れねェまま敗けるくらいなら……
  触ってこの腕…!! お前にやるよ!!!」
マゼラン「!?」

ルフィは腕を後ろへ伸ばす。

ルフィ「ゼェ……“ゴムゴムの”ォ……!!」
マゼラン「何だ その煙は…」
ルフィ「ハァ…」
マゼラン「!」
ルフィ「“JETバズーカー”!!!」
マゼラン「!!!? オブ!!!」

ルフィの拳はマゼランの腹部に決まる。
その代償は大きかった。

毒がルフィの腕を襲っていた。


次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ