長編2(ブック)

□第百十五話
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ルフィ「“ギア2”!!!」

ルフィの体から煙が出始めると
会場がどよめく。

「……何? あれ」
「体から煙を噴いてる!!」
「……男って………そうなの!?」

ハン「………」

サン「恐れることはないよ マリー」
マリ「ええ」
サン「巨大な“覇気”も制御できなきゃただの気迫!!
  “蛇髪憑き”!!! “八岐大蛇(ヤマタノオロチ)”!!!」

サンダーソニアの髪は7匹の蛇へと変わる。

蛇はルフィを狙って口を開くも
すぐにそれは避けられてしまう。
鉄のキバの様なそれは闘技台を次々壊していく。
ルフィはものスゴイスピードで避けていく。
それはサンダーソニアが追い付けないほどのスピード。

ルフィの腕はサンダーソニアの首へ絡みつき
後ろへ引き倒す。

サン「…………!!」
マリ「……!! おおおお!!」

マリーゴールドはルフィへ武器を振るうがそれも避けられる。

ルフィ「“ゴムゴムの”………!!」
マリ「ムダよ あなたの攻撃はさっき弾いて見せたはず!!」
ルフィ「“JETバズーカー”!!!」
マリ「!!?」

それははじき返す事も止めることもできず
マリーゴールドは後ろへと押され転げ落ちてしまう。

この戦いに賑わっていた観客席は静かになる。

ハン「…………!!
  ……ソニア!! マリー!!
  …そなた達 一体 何を遊んでおるのじゃ……!!」

マリ「!!! あ…姉様………!!」
サン「ご…ごめんなさい 姉様!! 
  すぐに始末を………!!」

マリーゴールドは自身に火を纏い始める。

ルフィ「!!………燃えた!!」
マリ「“蛇髪憑き 炎の蛇神(サラマンダ)”!!!」

炎は蛇の形へと変わる。

サン「逃げ場なんて与えないわよ……!!
  “八岐大蛇”!!!」
ルフィ「!」

再び構える二人に
観客席は再び盛り上がりを見せた。
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