長編2(ブック)

□第百十三話
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女ヶ島 ジャングル———

「どこへ消えた!!」
「岩山を登ってったわ!!」
「まさかまた村に入ったんじゃ あの男船を欲しがってたの!!」

ルフィは山の淵をあるいていた。

ルフィ「さて…どうすっかな——
 ぐずぐずしてるとまた見つかっちまう
 海賊船があるって言ってたな それを借りれりゃいいんだけど
 …いやダメだ ナミかアリアがいねェ おれ一人じゃ漂流しちまう
 船に乗っけて貰おうのが一番いいな
 シャボンディ諸島まで送ってくれねェか頼んでみよう!!
 ——という事はえらい奴に会わなきゃならねェから
 えらい奴は高ェ建物に住んでるから……ん〜〜〜〜
 考えすぎて熱が出そうだ よし とにかく高い建物に入ってみよう!! とうっ!!」

ルフィは淵から飛び降りる。

「村へ急げ!! もうおそらく蛇姫様は帰られている!!
 男が見つかったら大事だ!!!!」

女たちは急いで森を抜ける。

その頃ルフィは
建物の屋根に降り立つ
が——…。

ルフィ「どわー!! もろかった!!」

ガシャンと大きな音を立てて建物の中へ入ってしまったルフィ。

この音に外の陣営は城を見ていた。

「何だ!!? 天守閣の屋根が崩れた!!」
「あそこで今 蛇姫様が湯浴み中では!?」

ルフィは落ちた場所がお風呂で
軽くおぼれていた。

ルフィ「ぶほ——水だ————!! 
  熱ちち!! 違う お湯だ——!!
  しぬ————!! 溺れドゥ———!! 助け…
  あ 足ついた あれ! ここ風呂場か?」

ハン「…………!?? 男……!?」

ルフィの目の前には
ハンコックの背中が見えた。
ハンコックは急いで湯につかって背中を隠す。

ルフィ「ん? おめーその背中の おれどっかで……」

ハン「!!! 見たな」

ハンコックはルフィを思いっきり睨んでいた。


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