長編2(ブック)

□第百十一話
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ルフィは怒りのままにくまへ攻撃するも
単純な攻撃はくまに避けられてしまう。

『ルフィ!!』

くまはロビンの前に現れる。

ロビン「!!!」

ルフィ「ハァ…ハァ…チョッパー ロビン…!!
  もうやめろ お前ェ〜〜〜〜!!!」

くまは暴走チョッパーに襲われそうになるが

ルフィ「やめてくれ〜〜〜〜!!!」

チョッパ「オォ…」

チョッパーも消えてしまう。

ロビンはそのスキに走り出す。

ルフィ「ロビン逃げろ〜〜〜〜!!」

だがスピードはくまの方が上——…。

ロビン「ルフィ…」

ロビンも消えてしまう。

残るはアリアとルフィだけだった。

アリアは残った力で一瞬でルフィの元へと移動する。

『ルフィ!!』

頭を抱えて地面にぶつけようとするルフィを抱きしめて止める。

『大丈夫……』
ルフィ「………!! ウゥゥ……!!
  ……何だ おれは………!!
  ……仲間一人も……!! 救えないっ……!!」
『………っ』
クマ「アリア お前はどこへ行きたい」
『……!!………っ
 ルフィ…大丈夫 また会いましょう』

アリアはルフィの頬へキスをして
立ち上がりくまへと体を向ける。
レイリーと目を合わせて頷いて――

ルフィ「…っ アリア!! ダメだ!!
  やめてくれェ〜〜〜〜!!」
『ねェ くま……
 会いたい人がいるの いっぱい話さなきゃいけない人が』
クマ「…………」

アリアはくまへ飛びついて首に腕を回す。

『ありがとうっ………くま』
クマ「行くぞ」

くまはアリアの背中に肉球を当てると消えてしまう。

ルフィ「アリア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

戦「……で…そいつも飛ばして終わりかい
  ちゃんと説明はあんだろうなァ」

ボル「これは大問題だよォ」
レイリー「………」

クマ「———もう二度と会う事はない……」
ルフィ「!!!」
クマ「さらばだ」

ルフィもその場から消える。

—“偉大なる航路”シャボンディ諸島 12番GR
 この日 船長 モンキー・D・ルフィ率いる海賊団
 “麦わらの一味”は———
 「完全崩壊」を喫した————


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