長編2(ブック)

□第百九話
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4人は海兵を前に呑気に話していた。

ロー「やれやれ…思ったより数が多いな……」
「ちょっと!! 助けて—!! どうなってんだァ!?」
『かわいそうになって来る……』
ルフィ「おまえら変な能力もってんな——!!」
キッド「てめェのが一番変だろ」

動揺する海兵だったが
銃を持って立ち上がる。

「4人共迫撃砲も効かねェなんて……」
「轟く悪名は本物の様だ………!!」
「何とか“大将黄猿”到着まで持ち堪えろ!!」

『あら ボルサリーノが来るの?
 珍しい……あの人が動くなんて……』
ロー「——そんなに待ってられるかよ……」

ローは海兵の頭を海兵達の方へ投げる。

「あああああ〜〜……!!」
「ぎゃああああ 生首〜〜!!」
「ちょっと落とさないで!!」
「何で喋れるんだ!?」
「わかんねェ 体が熱い!!」
「体ないだろ!! お前の体あそこでコゲてるぞ」
「アレが熱い 体が熱い!!」
「えェ!? 感覚あんのか!??」
「とにかく!! あいつの作る“円”には入るな!!」

ロー「“ROOM”」

「「!!」」
「コレの事か?」
「そうコレコレ」

海兵を複数人いれた円の中
ローは刀を振るう。
すると———

「どわああああ〜〜っ!!!」

ロー「気を楽にしろ すぐに終わる」

「「「!!?」」」

体がバラバラになる海兵たち。
体は武器や樽と繋がっていく。

「うわァ!! ちょっとアレ 何だ!!?
 あの腕っ!!!」
ルフィ「この腕は巨人族の腕だ!!!」
「ひ!! ひるむな 武器を構えろ!!
 必ずスキはある!!!」

ルフィの構える腕を見て海兵たちは驚いていた。

「大佐!!——しかし武器が!! 飛んでいきます!!」
「は!!? なぜ………!!?」
「何かに吸い寄せられるように!!」

武器はどんどん上に吸い取られていく。
それは海兵の頭上に塊を形成していた。

「…………!!」
「オークションハウスからも………!!」
「あれは何だ!!?」

キッドの腕から海兵の頭上まで
武器やら鎖やら様々な物があつまっていた。

「コチラも手も足も出ません!!」
「ぐあああっ 苦しい!!!」
「助けてくれ〜〜〜〜!!」

地面から出て来ていたイカの足に捕まっている海兵たち。
その前には樽に足を組んで座っており 膝に肘をついているアリアが——…。

『暇ねェ』

「どう対処すればいいんだ コイツらに!!!」
「一体 何が起きてるんだ!!」

「おい それ おれの足だって!!」
「じゃ その足は!!?」
「お前 胴多いぞ!!?」

てんやわんやの海兵は
4人によって倒されていく。
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