長編2(ブック)
□第九十八話
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ナミのいた宝物庫前にはリスキー兄弟が倒れていた。
「………!! ゲフッ…!! リスキー兄弟
一生の不覚!!」
「ひどい女だ…喋ってしまった…一切合切…!!
「でもペローナ様は宝が大好き」
「そうだ…奪われやしねェっ…」
「——でも 近道教えてしまった……ガク…」
ナミは再び走っていた。
ナミ「何を生意気な!!
私達のお宝も含めて…!!
サニー号に乗せてここから脱出するですって……!!?
そんな事絶対させないわよ!!」
崩れている建物の中で一番きれいな橋を走るナミ。
ナミ「——それにしても何? この橋…
何でここだけ細いの!?
——妙にキッチリしてるけど」
そう フランキーが突貫工事で作った橋を今走っているのだ。
その時大きな音が聞こえて そっちへと目を向けると
ひっくり返ったオーズが見えた。
そのまま猛スピードでその場を離れるナミ。
ナミ「何も見てないっ!!!」
ナミはサニー号へと急ぐ。