長編(ブック)

□第八十四話
14ページ/14ページ

ブルック「はい?」

『もし……会えるって言ったらどうする?』

ブルック「……何を……」

『“あいつ”は簡単に会えるかもよ………
 ルフィ達は運が強いの
 きっともうすぐ向こうからやって来る……
 って言ったらどうする?』

ブルック「そんなまさか!!
  あなたご存じなんですか?」

ルフィ「なんの話をしてんだ?」

『存じてるも何も
 あいつとは相性が悪くてほとんど会ったことないけど
 数回程度見かけた事はあるわ……
 嫌いな人間の一人だけど……
 “影”を取られたってところで確信した……』

ブルック「あなた一体……」

『ほら……来たわよ?』


アリアは上を指さした。

それはルフィ達の背後 アリアの背後でもあったが

ブルックには目の前に見えた。


ブルック「……!! ギャアァアアァア!!!!」


ブルックは腰を抜かしていた。


ブルック「ゴ……ゴースト〜〜〜!!!」


ルフィ達もゴーストと呼ばれたものを見た。


チョッパ「うわ―――!! 何かいる――!!!」

『少し揺れるかも知れないわ』


するとアリアの言う通り船が何かにぶつかったのか

揺れ始める。


ゾロ「何の振動だ!!?」

ブルック「!!……何て事!!
  まさか この船はもう「監視下」にあったのか!!?」


ブルックは扉を開けて外を見た――

するとそこには口の様な門が閉まった状態だった。


ブルック「見て下さい!!
  前方が門で閉ざされました!!
  今の振動はコレです!!
  これは門の裏側!!……という事は!!
  船の後方を見て下さい!!」


ルフィ達は船の後方から外を見る。

目の前には――


ブルック「……!! もしや
  あなた方「流し樽」を海で拾ったなんて事は?」

ルフィ「あ…!! 拾ったぞ!!」

ブルック「それが罠なのです
  この船はその時から狙われていたのです!!」

ルフィ「狙うって!? どういう意味だ!?
  この船は今ずっとここに停まってたのに
  何で“島”がそこにあるんだよ!!!」

ブルック「これは海をさ迷う“ゴースト島(アイランド)”……!!」

『「スリラーバーク」………ね』


城の様なものが見えているこの島――

「スリラーバーク」……ここには一体何がいるのか――…。


次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ