長編(ブック)

□第六十四話
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ルフィ「ダメだ」


ルフィは笑顔でそう言った。


ブルーノ「!?」

ルフィ「………おれはこんなんじゃ ダメだ…」

ブルーノ「!?」

ルフィ「…“青キジ”に敗けた時 おれは思ったんだ…
  この先の海にまたこんなに強ェ奴が現れるんなら
  おれはもっと強くならなくちゃ
  仲間を守れねェ………!!」

ブルーノ「………」

ルフィ「……おれには強くなんかなくたって
  一緒にいて欲しい仲間がいるから……!!
  おれが誰よりも強くならなきゃ
  そいつらをみんな失っちまう!!」

ブルーノ「では…どうする」


ルフィは少しかがんで 

両ひざに手を置いて 力を入れていく。


ルフィ「力いっぱい戦う方法を考えた
  …だれも失わねェ様に……!!」


足がポンプのようにグッと下に降りたあと上へと上がる。


ルフィ「誰も遠くへ行かねェ様に……」


ルフィの体はすぐに変わる。


体から蒸気が出てきて

微かに音がきこえる。


ブルーノ「!」

ルフィ「お前はもう…おれについて来れねェぞ……」

ブルーノ「何!?」

ルフィ「おれの技はみんな…一段階進化する」


ルフィの全身は赤みを帯びていく。

その技は―


ルフィ「「ギア2(セカンド)」」


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