長編(ブック)

□第六十話
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ルフィ「“ゴムゴムの ロケット”ォ!!!!」


鉄柵からルフィは門の上に飛んでいく。


かすかな物音と影に門を守っていた海兵がざわつく。

一人が上を見て気が付いた。


「あ!?」


そんな事など気にも留めず ルフィはそこから遠くを見る。


ルフィ「おお!! 何じゃ ここはー
  すんげー穴ボコ!! 島が浮いてるみてェ!!
  あーアリアが言ってたのはこれかー」


ルフィが先の方を見ていると銃弾が飛んで来た。


ルフィ「!」


「門の上に誰かいるぞ――っ!!」

「侵入者だ 撃ち落せ―――!!」


ルフィ「わ 見つかった!!」


海兵に役人が一斉に銃を撃ってくる。


ルフィはそこから飛び下りて 先へと進む。


「門の中へ入ったぞ――っ!!」


ルフィ「なはは!」


侵入者を知らせる連絡はすぐにスパンダムへと入った。


【こちら「正門」!!
 「正門」から「長官」及び「本島前門」へ!!】


スパン「どうした 何事だ!!」


【侵入者が一名 「正門」を超え
 「本島前門」へ疾走中!!】


スパン「………何だ 侵入者の一人くらい 
   落ち着いて始末しろ!!」


【いえ それが…】


本島前門にいた海兵達も人影を確認。


「……こちら 「本島前門」
 侵入者を確認……今すぐ始末します
 ご安心を…」


【気を付けて対応してくれっ!!】


本島前門前で海兵はルフィを止めようとする。


「こらこら キミ止まんなさい」

「ここがどこかわかってんのかい?」


【私の目が正しければその男……
 “麦わらのルフィ”かと………!!】


その瞬間 ルフィは止めようとした海兵を二人蹴り倒した。


「うわァ!! え!!? ちょっと!!!!」

「何!? 今 何て言ったんだ!?」


【懸賞金 一億の!!
 海賊 “麦わら”かと思われますっ!!】


慌て始める海兵に―


ルフィ「ロビンは?」

「え」

ルフィ「ロビンはどこだァ!!!!」

「「「「ウげァ〜〜〜っ!!!」」」」


【重ね重ね 「正門」より報告を!!!
 前方の鉄柵を超えて
 怪物馬車に乗った 不審集団が侵入!!
 援軍求む!!!】


正門には先行組が乗り込んでいた。


ソドム&ゴモラに踏みつぶされ 残りはフランキー一家に倒されていく。


【援軍を――――……………ツ――――……】


連絡は途中で聞こえなくなり 切れた。


スパン「どうしたァ――っ!!! 門番!!
  応答しろ!! 何が起きてるんだァ!!!」


そんな騒ぎがかすかに聞こえたのか

連行されているロビンが立ち止まって振り返る。


ルッチ「………どうした ニコ・ロビン」

ロビン「………」

ルッチ「立ち止まるな」

ロビン「………」


ロビンは黙ってルッチ達についていく。


鉄柵の外では―


ココロ「おめェら 準備はいいかい?
  “海列車” ロケットマン……
  あと4分後に突撃するよ」


ゾロ「おめェケガは」

キング「大丈夫だ 私はそげキング」

『設定はしっかりしてるのね』

キング「アリア君 設定とは何だね?」

『うわァ―…』


突入まで4分―…


ロビンとフランキーは救う事が出来るのか―…。


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