長編(ブック)

□第五十七話
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「て!! てめェら ただで済むと思うな!!」

「おい CP9に報告だ!!」

「Tボーン大佐までよくも!!」


サンジ「まだザコがいたか」


サンジ達は役人達に―


サンジ「“揚げ物盛り合わせ(フリットアソルティ)”!!!」

「「「ぎゃあ!!!」」」


キング「そげキーング “火薬星(ガンパウダースター)”!!」

「「「ぶお!!!」」」


フラン「“ストロング 右”!!!」

「「「うあああ!!」」」


各々が役人たちを倒していくが

構えていた役人に気づいたサンジ達は―


キング「!?」

サンジ「え」


「重量弾 撃て!!」


複数人で撃ってくるそれを避けるサンジ達。

だがフランキーだけ それをまともに食らったのである。


キング「うわ!!」

サンジ「!!?」

フラン「ぬああああ!!!」

キング「うわ!! くらった!!」

サンジ「ん??」


フランキーに当たった弾はコロンと床に落ちていく。


フラン「いて……」


これにひるむことなくどんどん撃っていく。

どんなに撃っても効かないフランキーを見て―


「うわああああああ 何で銃が効かねェんだ!!?」


そんなフランキーは右手でソファを掴み

持ち上げて 役人たちに投げる。


「「「どあ!!」」」


それを見ていたサンジ達もフランキーに驚く。


フラン「おい お前一体何なんだ!!」

フラン「あ? ああ おれは「改造人間」なのよ…」

キング「サイボーグ!!?」

フラン「体内に鋼鉄や兵器が仕込んである
  撃たれりゃ多少痛ェし 血が出る事もあるが――
  まァ 効きゃしねェ」

サンジ「………そんな事があるのか…世界は狭いな」

キング「すげ――!!」


そげキングは針を持ってフランキーの腰辺りを刺す。

しかし―


フラン「いだ――ッ!! 何してんだてめェ!!」

キング「え! 針くらい効かねェんじゃ」

フラン「このボケ!!
  おっそろしい実験コーナー始めやがって
  じゃ先に言っとくが 背中は違う!! 
  いいか!! この改造は おれ一人でやったからよ
  後ろの面は手が届かなかったんだ!!
  前半分が“改造人間”だ!!!
  じゃ もう一つ ついでに教えてやる
  おれはお腹が“冷え性” なぜでしょう」

キング「知らねェよ」


フランキーは腹にある扉を開ける。


フラン「腹にコーラを冷やす冷蔵庫がついてるからだ」

サンジ「お!! そりゃいいな」

ウソ「すげー!! 暑い日最高だ!」

サンジ「―――って言ってる場合か てめェら!!
  もう この車両 敵いねェじゃねェか!!
  クリアだ 次いくぞ!!」


サンジ達は倒れている役人達をまたいで先へ進む。


サンジ「次は第4車両」


サンジは次の車両の扉へと手をかける――…。


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