干支の足跡

□8,久しぶり
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紫沢村の外れにある屋敷内部の謎の壁画

そこで小春や干支達は春乃と再会したが、彼との会話は、怒りに満ちた紫苑によって終了する


紫苑「どういう事だ貴様……
このやり方は約束に反するぞ?」

黒装束「フン……お前達が勝手に作ったルールなんぞくそ喰らえだ。
俺は俺のやり方を通す……
何百年も言い続けているだろう?」

紫苑「ふざけるなよ……
貴様が封印を解いた為に、どれだけの悪鬼が世に放たれた?」

黒装束「……フン、見知らぬ人間どもなんぞ、俺にとってはどうでもいい。
俺はただ、春乃を解放するだけだ」




紫苑と、小春達をここまで連れてきた謎の黒装束の男

二人はお互いを睨み、言い争いを始めるが、すぐに今までとは比べ物にならない強さの鬼達が集まってきた


紫苑「見ろ!これがたった今、貴様が解き放った悪鬼どもだ!!」

黒装束「あぁそうだな……面白い事になりそうだ……
おい、愚図ども、さっさと逃げた方が良いぞ?」


黒装束の男は、小春達に向き直って言葉を続ける



黒装束「奴らは封印の深淵にいる鬼…
今の貴様ら如きでは、何があっても太刀打ちできん
…まあ、"アレ"が居れば話は別だが…」


 
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