cry

□無音の白
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その日は、とても寒い日だった。



空を見上げれば灰色。



暗い灰色の空から降り注ぐ白は何故か

とても静かで――残酷なほど――まるで



音を奪っていくかのような―――



そうそれは


あの時を彷彿とさせる――



それは今も










窓の外では何時しか雨が音を立てていた
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