想いの系譜(とうらぶ長編)


□用語集
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歴史関連保護庁:国家行政組織法により文部科学省に新設された外局。表向きは歴史文化遺産の保護や伝統技術の継承などを行うが、実際は歴史修正主義者に対する公務を行う。その実態を知るのは文部科学大臣および内閣総理大臣、皇室関係者、一部の関連職者のみである。通称、歴保庁。



審神者課:歴保庁内で最も構成人数が多く、中心的な存在。審神者となった者が在籍し本丸の運営を行うほか、本庁にて審神者業に関する相談、教育、支援、広報なども行っている。



倫理委員会:日本国憲法の対象外となる刀剣男士の人権擁護の為に設立された組織。職員、刀剣男士の別なく相談やカウンセリングを行い、調査により問題があると判断された場合に接触禁止命令を出す権限を持つ。全ての職員および刀剣男士は問題の見受けられる本丸、職員または刀剣男士を発見した場合、倫理委員会へ通報する義務がある。



本丸課:職員1人につき複数の本丸を担当し、本丸の存在する亜空間の状態や本丸の環境、審神者および刀剣男士の状態、戦績などを調査し、審神者の支援や各部署への連絡調整などを行う。所属国の歴史関連保護局と本庁との橋渡しを行う。



歴史関連保護局:歴史関連保護庁の活動の一部を担う独立行政法人。全国に21箇所設置されており、各所属国の本丸や演練会場、万屋へ繋がる出入口が存在する。設置された地域の特性に合わせた研究や保護活動、亜空間のバランス維持などを行う。時間遡行軍が現代に侵攻した際には防衛拠点となる。



歴史関連保護庁研究院:歴史修正主義者に対抗する為の技術開発や研究を行う専門機関。3つの分野に分かれており、審神者サポート専用人工クダギツネ『こんのすけ』の開発や整備、時空間移動技術、霊力感知システムの研究を行う技術部、刀剣に関する文化的・宗教的側面からの研究を行う文化遺産部、時間の流れや歴史の整合性、時間遡行の影響を研究する歴史時間部がある。



刀剣男士保護課:刀剣男士の保護や治療、本丸への復帰支援、新たな本丸への引き継ぎなどを行う。審神者および刀剣男士の増加に伴い業務量が増加傾向にある。



刀剣男士保護療養施設:刀剣男士がブラック本丸からの保護や精神疾患の発症、審神者不在で一時保護などの理由で入所する施設。本庁から繋がる亜空間に存在し、病院のような外観をしている。ホテルのような部屋から精神科病棟のように鍵のかかる部屋まであり、本人の希望に沿って部屋を選ぶことが多いが、精神科医により自他を傷害する可能性が高いと診断された場合には保護室で隔離となる。入所する全ての刀剣男士から本体を預り、定期的に霊力を注入している。



政策課:歴保庁における人事管理や事務経理などを行う。その他、庁全体や各課の政策課題の調査や統計調査も行っている。



企画調整課:演練やイベント、万屋の運営などを行う。霊力のある一般人や審神者候補者がアルバイトとして働くことも多い。



国際課:時間遡行や歴史改変の影響を海外規模で調査する。また外部の行政機関との連絡調整を担う。



特殊本丸認定審査会:通常の審神者業とは別に本丸主体で行っている副業が審神者業および歴史修正主義者への対抗策として有効かを審査し、特殊本丸認定に値するかを判断する組織。副業を行っている本丸の担当職員が特殊本丸認定審査会に申請し、審査により特殊本丸認定を受け、歴史関連保護庁長官の認可が下りると副業にも政府から報酬が発生する。



監査部:歴保庁全体の監査を行う。構成員や監査の時期、内容など謎に包まれた部分が多くある。



歴史関連保護法:2060年代、著しい少子高齢化で日本の総人口が1億人を下回り、歴史文化遺産や伝統技術の継承が困難となったことを危惧し、それらを保護する為に制定された法律。実際は歴史修正主義者への対策を推進する為のもの。
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