学園一の秀才と学園のマドンナ

□プロローグ
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アリスsaid

私の名はアリス。この学園のマドンナになる予定だ。というのも、ここは中等部と高等部が同じだが私は高等部から入る予定だからだ。美少女はいつも大変。皆寄ってくるし、決して楽なポジションではない。その上、退屈なのだ。だってみんなテンプレのような反応しかしないから。


私が微笑むと顔を赤く染め、私が声を掛けるとこれまた顔を林檎のように赤く染める。正直いって羨ましいかぎりだ。こんなので好きになってしまうなんて。


「まぁ、今日も皆赤面の一つはするでしょうね」

私は微笑み、学校へと歩を進めた。そう、前の学校でも見事のマドンナポジションをゲットしたのだ。なら、次でも狙うしかないでしょう?マドンナを。


「でも、まぁ、簡単に手に入ると思うけどねー」

この時はまだ、そう思っていました……。
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