過去作のゴミ箱

□キッチン
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コンコンと規則正しく、
心地よい生活音に目を覚ます。

「ん………」

寝起きの重い体を起こしキッチンへ向かうと、美味しそうな匂いと愛する弟が兄者を迎えた。

「あ、兄者 やっと起きた?こんな時間に寝たら夜寝られなくなっちゃうよ?」

「何してんの?」

寝癖のついた髪を撫で上げ弟者を後ろから抱きしめる。

「ちょっと〜?
晩御飯作ってるんだから危ないでしょ?」

首元に当たる兄者の猫っ毛がくすぐったくてクスクスと笑っている弟者に甘える兄者の頭に頬を擦り寄せながら優しく撫でられて、まだはっきりしない頭はまた兄者を眠りに誘おうとする。

「兄者 寝ぼけてるの?」

「ぅ〜、ん…おとじゃ」

少し掠れた声で呼ばれたかと思うと
兄者の手が服の中に侵入してくる。

「んっ…!?兄者っ!?///」

長くて綺麗な指が胸を撫で突起を摘むとコロコロと指の腹でこねられ肩を揺らす。

「ね…ぇ…っぁ、ん ///」

「おとじゃぁ…お腹空いた」

「今作って…ひっ」

ぎゅっといきなりきつく抓られ全身が跳ねるもぞもぞと乳首を刺激しながら首に舌を這わす。

「喰っていい?」

「ぁっ///やだ、やめてよ!///」

兄者の手を服の中から出そうとグイグイと押すが上手く力が入らない。それをいいことに兄者は好きなように弟者の体をまさぐる。

「ほんと…んんっ…
だめだって、ばぁ///」

「何がダメなの?
期待しちゃってるくせに」

軽く触られただけで、ドキドキしてしまっている心臓の鼓動に兄者は嘲笑し背中に耳をつける。

「かわいいよ お前」

頭を擦り寄らせてくる兄者にまたキュンとしてしまう。

「〜〜っっ!
可愛いのは兄者でしょ!!///」

甘えてくる兄者は珍しくてつい許してしまう。これだから君は…とおついちに何度言われたことか。弟者の可愛いと言う言葉に兄者はピクっと動きを止める。

「俺が可愛い…ねぇ」

まずいと思ってからでは既に遅く、兄者のスイッチを入れてしまったと後悔した。兄者は火を止め弟者を引き寄せると下着ごとズボンを下げられる。

「そこに手、つけよ」

「っっ!?ここでなんてやだよ!?」

「挿れねぇから」

「え…?」

兄者の言ってることが理解できず、されるがままに腰を突き出すような格好をさせられる。

「ぁっ、ん…ぅう////」

兄者は硬くなった自身を弟者の太ももの間に挟み弟者の自身と一緒に大きな手で包み込むと、腰を動かす。

「やぁ……ぁっ///」

兄者の自身が弟者の裏筋を刺激し、挿れられてもいないのにナカを犯されているような感覚に陥りヒクヒクと蕾を動かしてしまう。

「…欲しがってるけど
こっち、はベッド入ってからな……ッ」

兄者の手の中でぐちょぐちょとお互いの先走りが混ざり合いいやらしい音を立て、それにまた興奮してしまう。

「ふぁあ、…ひぁ、んっ///
あっ、ぃ、イっちゃ…っっ////」

「ん…俺も…イク、ッッ」

扱く手が早まり追い立てられ絶頂を向かえるとドクドクと脈打つ兄者の自身を感じ、達した快感と疲労感にうっとりとカウンターに体を預ける。

「ごちそうさん」

「は、ぁ…ほんと、信じられない…///」

「ノリノリだったくせに」

図星を突かれ口では勝てないと分かっているため疲れた体を起こし冷えてしまった晩御飯を温める。動いたせいでお腹が空いたと小鳥の催促のようにうるさい兄者を怒ることも出来ずまた甘やかしてしまう。だから付け込まれてしまうんだろう…それもたまにはいいのかもしれない。弟者の作ったごはんを頬張りながら「美味しい」と笑顔になる兄者に弟者も笑顔になった。

「それじゃ風呂入ってベッド行こうぜ」

「えっ!?まだするの!?」

「当たり前だろ」

今夜も共に朝日を見ることになりそうです 。


END


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