とことんTWICE

□90
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私には90の問題があるわ

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あぁ、あの頃へ戻らないかしら。
あなたは私と深く唇を交したわよね。
でもすぐふわふわとどこかに行って。

ジョンヨン「あははっ、ごめんごめん」

そんな事言って戻って来て、
どこに行ってたの?って聞いたら
ジム、銀行なんて。
浮気のこと考えてなかったわ。

ナヨン「ん、今日どこ行くの?」

ジョンヨン「んと、カフェでお茶したら遊園地で‥その次に都心のレストランで」

ナヨン「ふふっ、」

デートの予定まできっちりして、
あなたの性格が出てたデートは
‥まぁ。もちろん楽しかったわよ。

ジョンヨン「夜景が綺麗だね。」

ナヨン「私じゃないの?」

ジョンヨン「夜景、夜景がだから。」

そんなつまらない事も言ってたわ。
でも少ししたら「嘘だよ、おんにが一番」
なんて、なによ、生意気ね

ナヨン「好きよ」

そんなことを言ったらすぐに照れて。
でもあんた、ふわふわしてるから。

ナヨン「‥、」

先にどこか行っちゃったわ。
遠い、私が会えない、空の上に。
いつか帰ってくるの、
少し遠いジムに行ってるのよ。あの子は。

ナヨン「ふふっ、帰って‥くるから」

みんなはなぜか泣いているけど
なんで?人が死んだとでも言うの?
違うじゃない。車に少し当たっただけよ?

そう言って私は笑ったわ。

でもあんたは一向に帰ってこないわ。
憂鬱になった。なるしかなかった。
でも帰ってくるって
痣だらけの体なんて見た。
でもあの子はジム通いで
大分筋肉なんてついていたし‥、

なのにあんたたちは

モモ「おんに‥」

ナヨン「なによ」

サナ「‥先輩」

ナヨン「なーによ」

死体を目の前に
死体を目の前に
目の前が真っ暗になって
死体を目の前に  
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