TWICEの部屋リクエストbook

□サイコパス
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サナ「近づくな、っていったよな、」

モモ「‥え?」

これはミナの為、

サナ「‥死ね、私の前から消えろ‥、」

モモ「何言って‥」

そう思ってて、ミナ、

モモ「サ、ナ‥」

サナ「お前が悪いんだよ、あははっ」

そういって二度のナイフを
10年ぶりに刺した。

__

ミナ「大丈夫だよ、少し痛かっただけ、」

サナ「あ、あかん、誰にやられたん‥、」

あの時はあの時まではまだ、『慈悲』
という言葉が私の心には存在していた。

まだ私が小学生で、何も知らない頃、
優しさと言うものを見たことがなかった。

サナ「こ、懲らしめたるっ!」

ミナ「そんなんだめ、その子傷付けたら‥そ、その子が辛いやん!」

サナ「‥」

いじめられた本人がいじめた本人をかばうなんて、ばかだと思った。
でも気付けば惹かれていて、そこに比例して、絶対にこのこを守るという意志が芽生えて。

サナ「わ、わかった、」

その後、私は、

サナ「あははっ、だめだよ、いじめは、えへへっ、みーたんをいじめたら私がいじめてあげる。へへへへ、」

その子をナイフで二度刺した。
幸い、その事はバレることはなかった。

遺体は山の洞窟の中に掘って隠して、
行方不明ということで幕を閉じた。悲しむ人も居たが、私にはその心理はわからなかった。

『あの人が悪い。みーたんをいじめたのだから。』

その思考だけが今の私の中にはある。

辛くもない、みーたんが辛いなら、私も辛いけど、
みーたんは私が家に帰ると必ずキスとハグをしてくれて、一週間に3回は犯させてくれるのだ。それだけで私は幸せを感じることができる。

ミナ「‥‥。」

でも今日はみーたんの元気がない。

サナ「みーたん?」

ミナ「モモりんが、」

サナ「え?」

ミナ「モモりんが、だ、誰かに殺された。」 

サナ「‥みーたん?」

ミナ「ゆ、許さない、こ、殺した人を殺してやる‥、許さない、許さない!」

なにをいっているのか。
一瞬理解に苦しんだが、みーたんはモモりんが死んだことを悔やんでいるようだ。
なんでだろう?

ミナ「あぁ‥、モモ‥りん、」

サナ「みーたん、なんで悲しんでるの?」

ミナ「え‥?」

サナ「モモが死んだってなにも変わることはないよ、みーたんはサナといればいいでしょ、なのになんで悲しむの?」

ミナ「‥」

みーたんはひとりで財布と携帯を持ってどこかに行ってしまった。
なんで悲しんでるのかわからないままだったな、今度聞こう。
そう思って冷蔵庫からビールを取り出し、テレビを見始めた。ミナの携帯にGPSは仕込んでおいた。

これで安心だ。

__

ミナ「サナ?」

サナ「なにしてるの。こんなとこで、」

ミナ「‥」

サナ「2時間も帰ってこないなんて、ほら、帰るよ。」

ミナ「‥いやだ。」

サナ「‥‥?」

ミナ「もう、やだ。」

私の勘はあっていたのか。
今になって気付き、後悔する。

この人は明らかにおかしいってこと。
極端に優しく、顔もいい、学力も高ければ
スタイルだってもちろんいい、
でもこの人と出会ってから、
私の周りの人がどんどん消えていっている。

サナ「なんで?」

ミナ「だ、だっ‥て!」

仲良くしてくれていたモモだって、
私をいじめていた子だって、

私の近くにいた人は消えていっている。

ミナ「さ、さーたんおかしいよ、わ、私の身近な人に何かしてるんじゃないの!?」

サナ「なにいってるの、みーたん。ほら、手、繋いで。」

ミナ「やめてっ!」

サナ「っ‥!?」

大親友のモモも消えた。

サナ「ミナ!」

ミナ「‥へ、」

サナ「何いってんの、へへ、変なこと言わないでよ、ほら、キスしよ?帰ったらえっちしよう?」

ミナ「やだっ!もう私、あんな家っ!」

サナ「はぁ‥、めんどくさいな、」

ミナ「え、あ、んふぅぁぁぁっ、」

そこで意識が途切れた。

目覚めると見慣れた部屋の景色。
睡眠薬‥、転がってた薬瓶をみて驚愕する。
腕を動かすたびにかちゃかちゃ鳴るなにか、手錠でもつけられているのか。

サナ「あぁ、ミナ、もう、心配したよ」

ミナ「さ、さーた、ん、」

サナ「いきなりあんな事言い出すんだから」

私が怯えているのが楽しいのか、
それかただ、ただ、嬉しことがあったのか、
不気味な笑顔を浮かべながら、
ゆっくりと囁いた。

サナ「てっきり、バレたのかと思ったよ」

ミナ「‥え、」

サナ「小学生の時、みーたんをいじめてた子を殺した。遺体は山の洞窟に隠した。」

ミナ「‥さ、さーたん?」

サナ「モモがいなくなったのも、私が殺した。遺体はまた山の洞窟に隠した。」

また不気味な笑顔で、
なにで殺したのかまで、
泣きそうだ、泣いてしまった。
金具で縛られている手首が痛い。
この状態が、さーたんが、すべて怖い。

サナ「楽しかったよ、血がたくさん出て、その血がまた美味しくてさ、」

ミナ「‥‥、」

サナ「あははっ、その目はなに?みーたんの事は傷つけないよ、ただ、体の関係を続けるだけ、」 

ミナ「‥え、」

サナ「みーたんの体エロいしさ?声高いから喘ぎ声綺麗だし、好みにぴったりなんだよね。しかも少し優しくしただけで落ちてくれるんだもん、軽くて笑っちゃうよ。」

木で暖かいはずの部屋は
もうコンクリートのように冷え切っていて、
私の泣いたあとはもう乾いていて、

サナ「あはは、」
 
その紐を解いて、
嘲笑っているさーたんの胸を
一度目のナイフを刺した。

そして嘲笑いながらこういった。

ミナ「判決、死刑(笑)」

血がタラタラと垂れて、
広がった地面には私の脳内で再生
されていないなにかのものがあって、

私はすぐにスマホをもって、
警察というものに連絡をした。

『人を殺した人を殺しました。褒めて。』 
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