TWICEの部屋book1

□生物学的幻想曲
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子孫を残し、繁殖する。これが私が生まれた理由で。
私は命のサイクルの中のひとつでしかない。
それなのに私は喜んで楽しんで悲しんで、死んでく。
人類が死なないために私は生まれたの。

_____

ミナ「んっ、」

モモ「好きだよ、みーたん。」

美しく周る。永久の命のサイクル。

まるであなたのよう。綺麗に喘ぐあなた。

くるくる、くるくる、と周り、
永遠に繰り返してく。

ミナ「私も‥、っ、モモりん‥、」

モモ「大好きだよ、‥‥愛してるよ。」

美しく周る。永久の命のサイクル。

まるでわたしのよう。あなたを好きな私。

くるくる、くるくる、と周り、
永遠に止めてはならない。

ミナ「っあ!」

だとしても私はあなたを愛すよ。
ひとつであっても。なにであっても。

何者かわからない私を‥‥
あなたは愛してくれるだろう?

モモ「美しい‥、綺麗だ‥、」

ミナ「すき、モモ‥り、んっ‥。」

ただ永遠にバトンを繋いで生きていく人間だけど、
生まれた意味や生きていく意味はあるのか。

ただ永遠に繁殖を繰り返し生きていく人間だけど、
私が私である必要は、ある意味はあるのか。

ねぇ。教えてみてよ。

モモ「みーたんは子供作りたいと思う?」

ミナ「べ、つに‥、」

モモ「私にも子供が作れる突起があったら良かった」

ミナ「ば、か‥、」

モモ「みーたんが子供産んだら可愛いでしょ。」

ミナ「‥い、や、っん、」

美しく周る。永久の命のサイクル。

まるで世界のよう、会社の経営のよう。

くるくる、くるくる、と周り、
永遠に繰り返してく。

モモ「みーたん、挿れたら気持ちいいでしょ、」

ミナ「モ、モり‥んの。がいい‥、から、」

美しく周る。永久の命のサイクル。

まるで現実のよう、差別の世界のよう。

くるくる、くるくる、と周り、
永遠に止めてはならない。

それなら私はそれなりに
綺麗に周って見ようかな。





永遠に止めてはならない。
永遠に止められない。命のサイクル。 
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