TWICEの部屋book1

□seesaw game
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始まりはなんだか楽しかったな。

上がったり、下がったりそれ自体で。

一つ一つの行動に反応して、
意味のない感情消耗に。

モモ「そうなんや、」

ミナ「へへ、それでね。」

それはまるで、

モモ「みーたん、」

シーソーゲーム、

ミナ「へ、なに?」

モモ「ん。」

ミナ「んむっ‥、」 

_____

このくらいになると退屈になって
うんざりしてくるな。

ミナ「あ、モモりん、」

モモ「ん?」

繰り返されるシーソーゲーム。
私はこんなのにうんざりしてくるな。

ミナ「ついてた。」

モモ「へ、みーたん‥、」

ミナ「んー?」

君にとってはなんともないことなのに、
私はビクビクと反応しちゃって、

モモ「‥‥なんにも、」

ミナ「そう?ふふ、」

君といる時間には、時には、
そもそも平行が存在していなかった。

私は構わない。

繰り返されるシーソーゲーム。

モモ「みーたんは好きな人とかいるの?」

ミナ「えー?私はモモりんが好きだなぁ、」

モモ「ほ、ほんとっ!?」

ミナ「ふふーん、好きな人はいないよ。」

モモ「そ、そっか、そうだよね。」

ミナ「そうだよねってなによっ、」

今だ今だと、終止符を打とうとする。

平気だよ。

うんざりなシーソーゲーム。

誰かはここで降りないといけない。

モモ「すき、」

できはしないけど、

ミナ「なんか言った?」

モモ「えぁっ、なんにも、」

もう降りようか。まだ降りまいか。

もう終止符を打ってみようか。

繰り返されるシーソーゲーム。

もうやめようか。もうやめるよ。

モモ「うそ、みーたん、」

ミナ「なにが?」

モモ「みーたん、」

ミナ「ん?」

モモ「すき、」

やめて、やめる。もう。楽になる。

ミナ「んっ、モモ‥りん、」

モモ「付き合ってください。」

ミナ「‥‥、」

モモ「‥‥、」

ミナ「も、もちろん。」

楽しくもないシーソーゲームは終わり。

これからは楽しい追いかけっこをやろうか。



 
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