TWICEの部屋book1

□妄想
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あなたはそれで
満足ですか。
叶えたいとは
思いませんか。

「妄想」
それは私は暇なときにするものだった。
『お金持ちになったら』
『大統領になったら』とか。
純粋な妄想だった。

でも好きな人ができると
そんな純粋な妄想じゃなくなった。

暇なときどころか毎日するようになっていた

好きな人ができるとこんなに汚くなるものか
自分でもとても驚いた。

考える事も汚れたし何より、
何かを望むことが多くなった。

サナ「‥‥、」

ミナ「さーたん。」

サナ「ん、ん?みーたんか。」

ミナ「へへっ、ぼーっとしてた?」

サナ「うん、疲れたみたい。」

ミナ「忙しかったしね。」

サナ「‥‥うん。」

妄想をした相手が目の前に現れると
罪悪感を感じる他にない。

だからやめようとする。

だがやめられない。

まるでタバコのように。ドラッグのように。

ミナ「お疲れ様、さーたん。」

気持ちいいからやめたくない。

忘れられるからやめたくない。

だが、バレるのが怖い。

サナ「ねぇ、みーたん。」

ミナ「ん?」

サナ「‥‥妄想とかってどう思う?」

ミナ「んー、いいと思うよ。一日好きなものが食べられたらとかでしょっ!?」

サナ「‥うん、まぁ、」

全然が違うが。

ミナ「んふふ、私ならね、甘い物いっぱい食べて‥、」

サナ「ねぇ、みーた「さーたん。」

ミナ「ねぇ、さーたん。」

そんな事を思っているとミナの態度が兇変し
声のトーンもとても低くなった。

サナ「‥‥みーたん?」

ソファに追い込まれる。
私が妄想していたのと同じだ、

ミナ「‥‥私とえっちする夢見たでしょ。」

サナ「へ、なんでそんなこ‥、‥み、見てるわけ!」

ミナ「寝言、この前言ってたから。」

サナ「へ、へ、みーたん、ごめんっ‥、」

ミナ「ねぇ、さーたん、」

サナ「なにっ、」

妄想と全く同じ。これは夢なのか。

ミナ「本当にそんなこと、してみない?」

ミナはとても大人だ。

まるで優雅に尻尾を振って歩く黒猫のように

サナ「そ、そんな、できるわけ‥、」

ミナ「したいから妄想してたんでしょ。」

サナ「‥‥、」

私は目の前の事にしか興味がないただの柴犬

ミナ「‥我慢できない。」

サナ「んんっ‥、」

犬は猫に喰われてる。

ゆっくりと、まずは口から

ミナ「んっ、さーたん、んっん‥、エロい声‥、んっはっ、出すね‥、」

サナ「んっ、みーたんこそ‥、んっはぁっ、」

待ち切れなくなった犬はワンワンと吠え、
餌を求める。

サナ「そろそろ‥、下‥、だめ‥、」

ミナ「まだ胸も触ってないのに?」

サナ「‥、」

焦らされて焦らされて、待てない柴犬は

サナ「‥はや、っく‥」

餌を奪いに行く。

ミナ「びっちょびちょ、エロ過ぎ、」

サナ「みーたんっ‥、指っ、」

ミナ「ピクピクしてる、さーたんのソコ、」

サナ「そ、そんなの見ないでいいからぁ‥」

餌を得た柴犬は

サナ「そこっ、んっぁぁっ、」

吠えながら嬉しそうに食べる。

ミナ「イッちゃう?」

サナ「うぁっ、っ、イクッッッ!」

そして食べ終わると

ミナ「ん、」

サナ「もっとっ、だめ‥?」

もっとという。


妄想はタバコのように気持ちよくなって

タバコのように抜けられなくなって

タバコのようにバレるのが怖くなる。 
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