短編小説

□不安
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轟side


俺は緑谷と付き合っている


だからみんなにバレねぇように二人っきりになったら手も繋ぐしキスもする


今まで1度も緑谷に拒否されたことはなかった


だから今日も二人っきりになったのを見計らい、手を繋いだ


緑「…あっ、」


轟「…お。」



いや、正確には繋ごうとしたが避けられた



タイミングが悪かったか?


それとも他になにかあるのか?




正直こんなことは今まで一度もなかったから内心焦ってる



轟「…緑谷。手、繋いじゃ駄目か?」


緑「う…、そんな顔で見ないで…っ!ごめん!!今日は先帰るね!!!」


轟「……み、みどりや…?」




小さくなっていく緑谷の背中を呆然と見つめ、固まっていた




俺、何かしたか?


もしかしたらベタベタしすぎたか…?


緑谷が告白を受け入れてくれてから確かに俺は浮かれていた



でもそれって普通じゃねぇのか?







俺、緑谷に嫌われたのか…………?
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