テニスのキング様

□告白
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「この氷帝学園に一流の環境を揃えた」

周りが唖然としている中、跡部君だけは目をキラキラさせて私達を見下ろしている。

「それを生かすも殺すも自分次第だ。自分を甘やかすな。充実した学園生活をてめーでつかみとれ!!」

……。

「ハーハッハッハッ」と跡部君の高笑いが体育館中に響き渡る。

跡部君の目は相変わらずキラキラと煌めいている。

皆が未だに状況が呑み込めていない中、私は跡部君を他の人と違った目で見つめていた。

変わる、変わる、変わっていく。

―跡部景吾という一人の人物によって―

―私の世界が―

私は跡部君から目が離せない。

跡部君の目を見ていると不思議とドキドキと胸が高鳴る。

この感覚、なんだか知ってる。

これは…

―一目惚れだ―

私は彼を諦めたくない…。
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