(色々な作品の短編集)色んな世界の小さなお星さま

□その笑顔は反則だから
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「……コ…………ラコ……………ドラコ」
誰かが名前を呼んでる。
「…コ……ドラコ!!!」
うるさいなぁ、まだ眠いんだ。
「…もう!こんな所で寝ていたら風邪をひいちゃう!!はやく起きて!」
「……!?リラ!!?」
「そうよ!さっきから何回も起こしてるのに起きないから…ちょっと心配したわ」
「…あ、え、ありがとう…?」
「…?どうしたの?顔が赤いわ。熱でもあるの?」
そう言ってリラは僕のおでこに触った
「…っっっっ!!!!いや!!全然ないね!!!!!!」
「そう?…なら良いけど…」
少し不満そうな顔でリラは答えた。

「…っっそういえば、君はどうして僕に気づいたんだ?」
「?なんでって……んふふ、内緒!それより授業が始まってしまうわ!はやく行こう?」
話題を変えるようにそう言った彼女の笑顔はとっても可愛かった。

__________きっと、その笑顔に僕は惚れたんだ。


その笑顔は反則だから
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