(色々な作品の短編集)色んな世界の小さなお星さま

□触れたのか分からないぐらいの距離
2ページ/2ページ

「…ウィーズリー!!!!貴方たちはいつもいつも!!!………っん!!」
ウィーズリーの双子に向かって怒った瞬間口に何か入れられた。
「それはね、正直薬さ!」
「薬学で習うのよりは簡単で安全だから大丈夫!」
「君はいつも素直じゃないからね!」
「「ちょっとしたプレゼントだよ!」」
「じゃあ、俺たちはこれで!」
「その後どうなったか教えろよな!」

「大丈夫!?リラ」
「……心配してくれるの?優しいわね。そう言うところも好きよ」
!?私は何を言って!!?
「リラ?どうしたの?急に」
「急じゃないわ。ずっと前から思っていたもの。いつも酷いことばかり言ってごめんなさい。本当は貴方に会えて嬉しいの」
「…リラ…?」
「止まらないの。口から言葉が止まらないのよ。希望のカケラもない告白なんてしたくなかったのに…」
「…っ!リラ!聞いてほしい。僕は、君が好きだ。君に嫌われていると思ってたんだ。けど、どんな内容でも会う度話しかけてくれて嬉しかった!だから、希望のカケラもないなんて言わないで」
「…!!本当に?ディゴリーも私の事好き?」
「もちろん!」
「嬉しい!これで、恋人ね!」
「えっと、うん。よろしくね」
ディゴリーは照れながら言った。
正直薬の効果が薄れてきた様だったが、私にはもう関係なかった。


「…ねぇ、セ、セドリック。キスをして」
「え!!今、名前…ってえぇ!!!キ、キス!?」
「そうよ!…っもう!早く!」
私は目をつぶって彼が来てをしてくれるのを待った。そのキスは

_________触れたのか分からないぐらいの距離
次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ