(ff8 )ファンタジーなお星様

□サイファーと塔の上の女の子〜ガーデン生活編〜
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第1話「友情か愛情か」
 


明日はいよいよ、HRで自己紹介をする。
どうやらサイファーとは一緒だが、風神、雷神とは違うらしく、ちょっとだけ残念だった。
大人しく眠ろうと思ったけど、まったくもって眠れない。
一度、暖かい飲み物でも作ろうと思って、共同スペースに足を向けた。
共同スペースには風神がココアをつくっていた。
「風神?寝ていなかったのね」
「リーリア。肯定。リーリア、不眠?」
「えぇ、私もなの」
私はクスクス笑った。
「飲。多分、良眠可能」
風神は私の分のココアもつくってくれた。
「いいの?ありがとう」
私は熱々のココアに口をつけた。
「おいしい!…ねぇ、風神、ちょっと聞いて見たいことがあるんだけど…」
「何?」
「…私、サイファーに名前を呼ばれるのが恥ずかしいの。それで、ドキドキするの。これって変だと思うかしら?」
「…リーリア、多分、サイファー好!」
風神が目をキラキラさせて答えた
「?えぇ、好きよ。もちろん風神も雷神も!優しくしてくれるもの!」
「少、違、リーリア、サイファー恋愛。私、雷神 友愛」
「れんあい?まさか!…あ!わかったわ!きっと、見るもの全てが初めてでドキドキしていてそう思ったのかも!」

________「……先は長くなりそうね」「?風神?何か言った??」「何言、否定。飲終、即寝!」「はーい。おやすみなさい、風神。良い夢を」「休、良夢」
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