(ff8 )ファンタジーなお星様

□サイファーと塔の上の女の子〜出会い編〜
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第6話「一瞬き。過去を思い出し、過去と決別するために要した時間はそれだけだった。」

無事に塔から出ることができた。
私は初めて見る景色に感動した。
少し歩くと街があり、そこから‘列車’というものに乗った。
列車の中でも私は大興奮だった。
あれはなに?と聞くたびにサイファーは少し呆れながら微笑んで答えてくれた。
列車を降りると、港町に着いた。
海はとても綺麗で、神秘的だった。
「私、街を歩いたり、列車に乗ったり、海を見たり…1日でいっぱい初めてを見つけたわ!」
「ガーデンについたらまずはシド学園長と会う。その後、ガーデンを案内してやるよ。だから、まだ‘初めて’は終わりじゃねぇよ。ほら、さっさと行くぞ」

そこから少し歩いて、大きな建物? についた。
サイファー曰く、これがバラム ガーデン らしい。
中に入ると、カードリーダーという所で‘来賓者カード’というものを貰って中に入った。
私たちは エレベーター に乗って、シド学園長のお部屋にたどり着いた。
「学園長、話がある。こいつをガーデンの生徒にしろ」
「おや、サイファー。その子は?」
シド学園長がそういうと、サイファーはシド学園長にしか聞こえない声で、
「あいつもママせんせいと同じで魔女だ。訳があって連れてきた。…あいつ、殺されそうになってたんだ。だから、頼む」
シド学園長は困ったように笑って、しかしですねぇ と呟いた。
「彼女自身の意見を聞かないと…」
と言って、2人はこちらを見た
「私は…私は、ガーデンに入りたいです。セカイの事を知るためにも…」
「そうですか…。まぁ、彼女が承諾しているなら、大丈夫でしょう。入学を許可します」

_______新しいセカイ こんにちは、そして、古いカコ さようなら
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