1+1=1の法則
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翌日………
土方side
ガラッ
土「今日も良い天気だな。」
障子を開ければ、
スカッとするほど水色の空が目にはいった。
と、同時に。
その空を見上げる栗色の頭も目にはいった。
土「あ、えーと、オイ。どっちだ?」
総吾なのか総基なのか、
皆目検討もつかず尋ねてみた。
基「!僕でさァ、土方さん。総基の方でさァ。」
土「あぁ、総基か。おはよう。」
吾「因みに俺も居やすゼィ、土方さん。」
土「!?」
急に後ろから話し掛けられ振り向くと、
カチャリとバズーカを構え、
こちらを狙っている総吾がいた。
土「テんメェ、
朝っぱらから何しやがんだ、総吾‼💢」
そう叫ぶと、今度は後方から
カチャリとバズーカを構える音がした。
まさかと思い、振り返る。
基「えっと……こう持って、ここをこうして………
準備完了ですぜ、兄ちゃん!」
案の定、総基がバズーカを構えていた。
吾「それじゃ行きやすぜ。
覚悟しなせェ、土方さん。ニマァ」
総吾の顔が醜く歪み、
底知れない恐怖を感じさせる。
土「お、お前ら、何を………ッ!」
吾/基「せーの!
喰らえ、双子必殺奥義!
ジャポネスムリクリエィション‼」
土「まさかの厨ニ病!?………グワァッ!」
双子に挟み撃ちにされ、
両側からバズーカで撃たれた。
土「ヤバイ………なんか、ヤバイ。
内臓的ななんかがヤバイ。」
そのまま俺はバタリと倒れた。
基「すげェや、土方さん。
僕達の双子必殺奥義喰らっても
死んでない………………」
吾「チッ、土方しぶてェ。
もう1発ぐらい喰らわしとくかィ。」
基「ですねィ。」
うわ、やめろよ。やめてくれ。
ってか、誰か来いよ。
こんなデケェ爆発音が副長室で響いてんのに。
どんだけだよ………………
と、あぁ俺死ぬんだなぁなんて思っていると、近くの障子がカラリと開いた。
確かあの部屋は………ミツバの部屋だ!
た、助かった………………
ミ「………?あら?何かしら?
なんだか焦げ臭い………………」
吾/基「!姉上‼おはようございやす。」
ミ「おはよう。総ちゃん、きぃちゃん。
二人とも、この焦げ臭いのはなぁに?」
基「え、ええと………」
総基は明らかに困っている。
と、総吾がおもむろに口を開いた。
吾「実は、今しがた、
空から謎の飛行物体が
土方さん目掛けて降ってきて………」
それで逃れる気かお前!?
基「それで、バズーカで当てて
土方さんを御守りしようとしたのですが………」
吾/基「うぅ、グスッ………………
俺/僕達だけじゃ、
敵いやせんでした………!」
流石双子。崩れ落ちる瞬間も、
泣き出す瞬間も同時であった。
ミ「あら………そうだったの。
でも、大丈夫よ。
土方さんは生きているわ。」
基「ほ、本当ですか!?
良かったぁ………………………」
ふふっとミツバが笑い、
それに吊られ総吾と総基も笑う。
チャンチャン♪
土「いや、あの、俺は………………?」