1+1=1の法則

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総基side


あぁ、どーしよ。
気まずくなってつい、飛び出して来たけど………

基「……帰りずらい、ケホッ」

あ、薬貰うの忘れた………

基「う、ケホッケホ、ケホッ、ケホ」

ヤバイ、咳が止まらない……

?「おい、大丈夫か?」

誰かに話し掛けられた。

基「あ、ごめ、ケホ、なせッケホッケホッ…」

ヒューヒューと息を荒げつつ、
その人を見上げた。

銀色のふわふわした髪、赤い瞳。
その人は少し土方さんに似てた。

?「取り敢えず落ち着け。
  俺の家、来いよ。」

その銀髪さんは俺の手を引き、歩き出した。
と、ふと、立ち止まって振り返った。

?「あー、神楽居るけど、良い?」

神楽?誰だろう?
でもこの時の俺にはどうでも良かった。

基「ケホッケホッ大丈夫、でさァ。」

その人はよし、と呟き
『万事屋銀ちゃん』という建物に
入って行った。
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