僕達の薄荷懐かしの味

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新八side


神「ここアル‼私行きつけのお店ネ‼」

戻「へぇ、ここが駄菓子屋……」

戻さんは神楽ちゃんに手を引かれ、
そのまま引きづられる様にして
駄菓子屋へと到着した。

新「あの、大丈夫ですか?」

戻「何がや?」

新「え、だって、引きづられて…
 (神「ジミーの兄ちゃん!こっちアル‼」

戻「今、行くでェ。」

戻さんは神楽ちゃんと一緒に店へ
入っていってしまった。

いいのかな………?

銀「戻は痛覚が鈍いんだよ。」

戻「は、はぁ………」

数分後※※※※※※※※※※※※※※

銀時side


戻「待たせたなぁ。」

神「お待たせヨ。」

銀・新「え」

神楽は大量の酢コンブを、
戻は大量のドロップ飴を持っている。

神楽はいつもの事だから置いとくとして…

銀「戻、どしたのその量。」

戻「退ちゃんにぎょうさん食べさしたくて…」

銀「幾らなんでもそんなに食わねェと思うぞ。」

戻「退ちゃんはな、まこ優しゅうて。
  全部食べてええ言うたんに、
  『薄荷は嫌いだから』なんて
  理由付けて、僕にくれるんや。」

僕は薄荷を食べて、
退ちゃんは他の味を頬張って。

だから、薄荷は懐かしの味で。

だけど、昔は少ししか買うてあげられんかったから。

戻「だから、退ちゃんにあげるんや。」


銀「……ふーん、そう。」


戻とは其処で別れ、万事屋へ帰った。


何だか、顔も見たことも無い『母』に
会った気分になった。

神楽や新八も何だかふわふわして
温かかったと言って、
俺と同じ様なことを言っていた。

話スルーされたのに………
いつもだったら俺は即行で突っ込んでる

アレがカリスマ性ってやつかな………


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