約束 (長編)
□プロローグ
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今日は一段と星が輝いて見える。
愛馬に跨りながらリヴァイは夜空を見上げた。
エルヴィン、ハンジと共に馬で遠駆けしていたが、いつのまにか2人とはぐれてしまったらしい。
「まぁ…帰り道はわかるし、大丈夫か。あいつらなら」
独り言をつぶやき、愛馬のたてがみを撫でまた夜空を見上げた。
「…にしても…ずいぶん今日は流れ星が出てるな…」
綺麗な曲線を描きながら落ちてくる流星を飽かず眺めていると。
リヴァイから北西の位置に落ちてきた流星が目についた。
「なんだ?!あれは?!」