DB小説(長編)

□鎖に繋がれた生活
3ページ/3ページ


私はずっと彼女を抱きしめていた
時折出す声が可愛らしい…











ガチャッ…

そんな事をしていると、誰かが部屋に入ってきた

そして、その人物は私の腕の中にいる彼女を見た

「本当に彼女の事が好きなんですね?」

「フン…」

私はそっけない返事を返すと、彼女をベッドへと寝かせた
そして布団を被せた

「で、何の用だ?
ザマス…」

ザマスと呼ばれた人物は彼女の方を見た

「その様子だと大人しくあのチョーカーを着けているようですね…」

「フン…
あれほど効力を発揮するとは以外だったがな…」

そう言うと、チョーカーに手を触れた
そしてレリーフを指でなぞった











「で、頼んでいた物は出来たのか?」

「出来ていますよ」

ザマスはそう言うと、手のひらに

ポンッ…

と、服を出した…

「女性らしいデザインにしておきました」

そう言いながら、彼に渡す

「すまない…
彼女の力を抑え込むのはこれしか方法がなくてな…」

彼はそう言いながら、受け取る…

「ハァ…
全く仕方がないですね…」

ザマスはそう言いつつも、彼女の寝顔を覗きこんだ

「あなたは神に愛されていますよ…
その事を忘れずに…」

そう呟くと、彼と同じくレリーフを指でなぞる…

「ん…」

触られた事が嫌だったのか、軽く声をあげた

「このレリーフには特殊な仕掛けが施してある…
我々、神しか外す事は出来ない…
触れられるのは、神と許された人間…
つまり、私達と彼女だけという事だ…」

そう言うと、2人は不敵な笑みを浮かべる…

「神に愛されたと言う幸せ…」

「その事をお忘れなく…」

そう言うと、






















彼女の両頬に優しくキスをした…
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ