小説

□SS
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ナヨンさんが事故にあって記憶喪失に。いくらジヒョが自分たちが付き合っていたことを話しても一向に信じない。ジヒョに会うまで同性を好きになるなんてありえないと思っていたナヨンさん。まだお互い恋心に気づいていない練習生時代の記憶しかなく、ジヒョをそういう目で見てなかったときなので、目の前のジヒョに真剣な顔でそう言われてもたちの悪い冗談としか受けとらない。メンバーも必死に本当のことなのだと言うが、いい加減にして!と怒鳴られてしまった。ナヨンも自分のおかれた状況を受け止めきれず不安だった。ジヒョは今の状況では恋人という関係はナヨンさんの負担にしかならないと思い恋人だという話は冗談だったと謝る。メンバーはそんなの辛すぎる、二人ともあんなにお互いを好きだったのに、と反論しようとするがジヒョが止める。涙をポロポロと零しながら首を振るジヒョの様子にメンバーは何も言えなくなってしまう。手で涙を拭うとジヒョはナヨンに向き合ってこのグループのリーダーは私だからナヨンオンニのことは私が前面的にサポートする、と言う。大丈夫だから、私に任せて。そう言ってナヨンの肩を強く抱くジヒョ。本当は不安で仕方なかったナヨンは思わず泣いてしまう。ジヒョはしゃくりをあげるナヨンの背中を優しく撫でる。

あなたが私を忘れても、私があなたを忘れてなんかあげないよ。
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