Children of Chaos Final Fantasy XIII

□第9章 決意の少年
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Children:side

同じ頃。
昔の仲間とあれこれ話すテイル。
「やっぱり、妹さんは………?」
「未だに行方不明さ………一回だけ、首都で見たって情報があったがな」
「捕らえられてるんじゃないのか、それ」
「……そうかもな。頼む、テイル」
「わかりましたよ。僕にとっても大事な方ですから」
「………ふ〜〜〜〜ん」
レインが不満そうな声を出す。
「?何でしょう?」
「べっつに〜〜〜」
「……大人げないな」
「まだ子供でしょう?しょうがないわよ」
「……お前、本当に12歳か?」
シロガネの大人びた発言に疑問符を出しながら振り向くアルナ。
その翼に抱かれて眠りこけている少女を見て、納得したように頷く。
「なるほど」
「……あのねえ」
呆れるシロガネの腕の中で寝返りを打つルミナ。
その無邪気な姿に、「これが明日敵本拠地に殴り込みかける奴の姿かよ」とぼやく。
「別に、容姿で強さが決まるわけじゃなし。
 さ、私たちも寝ましょ」
「おう」
「それでは皆さん、おやすみなさい」
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