Children of Chaos Final Fantasy XIII-2 あり得た明日

□第1章 AF500年
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『こちら第1艦隊!魔物の攻勢、未だ衰えず!』
『こちら第4艦隊!半数の艦が落とされた、増援求む!』
「新生コクーン、打ち上げの状況は?」
「準備は急ピッチで進めています!ですが、このままでは…」
『こちら第5艦隊!突破された、魔物の一群が新生コクーンに…』
「「「!?」」」
管制室に緊張が走る。
さっと窓を見ると、魔物が大口を開けて火の玉を吐こうとしている。
万事休すかと思ったその時。
「な!?」
その魔物が横合いから吹き飛ばされた。
「軍用獣⁉」
ホープは驚きの声を上げた。
旧コクーンで使用されていた軍用獣。
だが、制御法がわからずに野生化したもののはずだ。
『こちら第3艦隊!軍用獣の群れが魔物たちと交戦している!』
『こちら第4艦隊!同じくだ、アレは一体…?』
「誰が制御を…?」
答えを求めるように窓を見る。
軍用獣がその背に乗せる人影が一瞬振り返る。
「アリサ⁉」
ホープがその名を呼ぶと、彼女は微笑みを浮かべ、そのまま飛び去って行く。
(AF400年、行方不明になっていた彼女がどうしてここに…)
だが、正直猫の手も借りたい状況だ。信じるしかない。
「軍用獣は味方です!協力して魔物を倒してください!」
ホープはそう通信機に叫んだ。
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