Children of Chaos Final Fantasy XIII

□第13章-γ 自由の系譜
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「はぁ〜〜〜〜〜」
桟橋に腰掛け、思いっきりため息を吐くレイン。
数日前、ネオ・ボーダム近海で溺れかけた(何でよりにもよってアタシが海に落とされんだか)彼女は、ガドーに助けられてそのままノラハウスで世話になっている。
一応身元などは割れていない。レブロは多少訝しんでいる気がするが、基本深く考えないノラの気質に感謝である。
そしてついさっきまで平和なものだったのだが。
「ガドーさん!魔物の群れが!」
「わかった!おい、お前ら、出るぞ!」
慌ただしく武器を取って駆けだす男たち。
少し遅れて猟銃を担ぐレブロと同時にレインは立ち上がった。
「あんたも行くのかい?」
「世話ンなったからな、その分は返すぜ」
「…武器はあんのかい?」
「おう、こいつがな」
モーグリは母のもとに預けている。
しかしその武器の使い勝手をそこそこ気に入っていたレインはルミナとホープに依頼して自分用のクリスタルウェポンを作ってもらっていた。
「よし、じゃあ行こうか」
「おう、あんま無理すんなよ」
余計なお世話よ、と軽口を返すレブロ。
そして二人も外に出た。
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