Children of Chaos Final Fantasy XIII

□第6章 帰還〜戦いの再来〜
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Lightning:side


「ようやく収まったってとこだな」
「気を抜くな。まだ来るかもしれない」
事件発生から1週間。
ようやく海岸のモンスターを片付けたノラである。
ただし、殆どの魔物を倒したのは人目がないのをいいことに魔法を使って大暴れしたエクレールなのだが。
「しっかし、ホープもすげーもん作ったな」
「あいつなら当然さ」
「まあ、そうだけどよ……ん?」
異変に気付いたのはスノウだ。
混沌が急に集まりだしたのである。
「新手か」
「みたいだな」
剣を握り直すエクレールと拳を固めるスノウ。
2人の予想に反し、現れた魔物は一気に上空を目指した。
「蛇みたいな龍だな」と暢気な感想を述べるスノウに、
「おい、あれを!」と空の一点を指し示すエクレール。
その先に見えたのは、一瞬の瞬き。
「なんだありゃ?」
「私が知るか」
唯一つ分かるのは。
「あの龍の狙いはあれか」
他人事のように。
そこに大事な人達が居るとも知らずに。
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