Children of Chaos Final Fantasy XIII

□第3章 道を追って
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「もうすぐ里に着くクポ」
「おお、そーかい」
「ということは、神殿も近いですね…」
そんな会話を交わす一行の足が、
ぴたりと止まった。
「……誰だ?ありゃ」
「ただ者ではないようですが…」
「モグも知らない人クポ」
その先に立っているのは1人の老人。
「……嫌な予感がしますね」
「おめーのソレはよくあたっからなあ」
「初めまして、かな?諸君」
唐突に老人が話し出す。
「何もんだ?!じいさん!」
「答える意味はない」
なぜなら、と続けると、彼の持つ杖の先にどこからか白い梟が止まり、
強烈な光を放つ。
「んなっ!」「くっ!」「クポポ!?」
光が収まったとき、そこには顔のやたらでかいメタリックな何かが。
「我が名はバルトアンデルス。至高神ブーニベルゼの命によって、貴様等を討つ!」
「はあ?」
「呆れてる場合じゃないですよ、レイン!」
「お、おう。モーグリ!」「クポポーン!」
モーグリが武器になりレインの手に収まる。
「貴方の目的が僕たちの殺害であろうと、」
「ウチらはここを通らねえといけないんでなあ」
2人同時に叫ぶ。
「「押し通る!」」

戦闘カット

「なるほどなるほど」
余裕の態度を崩さないバルトアンデルス。
「茶番は終わりだ。さよならを言おう」
その言葉を聞き、反射的にレインがテイルをかばう。
彼女が左手をかばうように突き出すと同時に、2人は光の奔流に呑まれた。
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