novel

□のるかそるか 1
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「実は好きな人が出来てね」


わたしはなるだけあっさりと切り出した。


「今夜はガールズトークかい?」


ニヤリと笑って


「我々もガールズトークをするようになりましたか?」


と、ビールを注ぎ終えた野田はピスタチオの袋を開けた。


そして


「付き合ってるんでしょ?」


と、確認をとられた。


「いやぁ、まだそこまでは。…そこまでは…全然」


段々と、デクレッシェンド。
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